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京都市は2011年5月に「震災がれき受け入れ可能」と国に回答しました。市民の意見により2011年10月に受け入れ意思を撤回したにもかかわらず、2012年3月頃政府・産業界・マスコミ一体となった広域処理推進キャンペーンにより、2012年4月に「試験焼却後受け入れ可能性あり」と再表明しました。

2012年5月29日に行われた「第1回京都市災害廃棄物広域処理に係る専門家委員会」は200名の傍聴者で会場は満席。市民の高い注目を集めるなか、環境省側が2012年7月に要請を取り下げました。

行政は「処理計画の目処が立った」という理由で、京都市での震災がれき受け入れを見送りましたが、がれき焼却に伴う健康被害リスクについては認めていません。放射性物質等の健康影響の過小評価は、食の安全や防災等の政策にも反映することです。今後も行政を注視し、申し入れを継続する必要があると考えます。


2012年7月3日火曜日

7/3京都新聞朝刊1面「舞鶴・京丹波 処理見送り」



舞鶴・京丹波、震災がれき処理見送りへ

東日本大震災で発生した震災がれきについて、京都府内で受け入れを検討していた舞鶴市と京丹波町での処理が見送られる見通しとなったことが2日分かった。岩手県と宮城県のがれき処理にめどが立ちつつあるためで、環境省は近く府を通じて地元調整を見合わせるように伝える見込み。

環境省によると、岩手県の可燃物のがれきはほぼ処理のめどがつき、優先的に調整を行う関東や東北の自治体以外では、受け入れに向けた調整を当面見合わせるという。宮城県のがれきも可燃物の県内処理の体制が整う見通しで、年間数万トン単位で処理できる自治体に受け入れ先を絞る。

このため、全国的に受け入れ余力が小さい自治体は対象外となる。府内でも京都市以外では当面、処理に向けた準備が休止するとみられる。

環境省は今年3月に両県のがれき計約400万トンの広域処理を全国に要請していた。しかし、海に流出した家屋数などを精査した5月の見直しで、推計量は6割の247万トン(不燃物含む)に減少していた。政府は6月29日の関係閣僚会議で、7月中に震災がれき処理の全体計画を見直す方針を決めている。

府内では、福知山、宮津両市を加えた5市町が受け入れ方針を表明。焼却処理を目指す舞鶴市や、焼却灰の受け入れを検討する京丹波町は、通常時の放射線量の測定や地元説明会など準備を本格化させていた。京都市は専門家会議を設置し、受け入れに向けて検討を続けている。

【 2012年07月03日 12時30分 】

2012年7月2日月曜日

6/29 環境大臣通知について問い合わせました

6月29日付け、環境大臣から各都道府県知事宛の通知「災害廃棄物の広域処理の調整状況について」 を読みました。

んっ?別添3「広域処理の調整状況」に、こんなことが書いてある!

具体的には、既に実施中・調整中の最優先自治体における広域処理の受入予定量により、広域処理必要量がカバーできる見通しが得られつつあり(特に岩手県)、当面はこれら調整中の最優先自治体における広域処理を確実なものとすることに、全力を挙げることが重要である。

したがって、それ以外の自治体との調整は、当面見合わせつつ、概ね7月中を目途とする、広域処理を含めた災害廃棄物のより具体的な全体像を示す計画(以下「全体計画」)の策定に合わせて、必要性を整理する。

6月29日付けの通知、全体に目を通してみたけど、京都府・京都市の名前が登場しない。ということは、環境省は、京都府・京都市への受け入れ要請をストップするの!?

いや、でも、6月29日付けの通知に、最優先自治体のリストは添付されていない。ということは、その前に出てる6月26日付け文書がまだ適用されてるんかなあ?(6月26日付け文書には、京都府・京都市の名前がばっちり登場している)

ようわからんので、環境省「広域処理に関するお問い合わせ窓口」に電話しました。

結論から言うと、京都府(京都市等)は、「最優先で広域処理の実現を図る自治体」に入るとのこと。今後も環境省は、宮城県の災害廃棄物の受け入れについて、京都府・京都市と調整をすすめていくそうです。

木下黄太さんのブログで「事実上の終息宣言」と書かれていますが、やはり油断できないのか~!!

以下、電話内容を報告します。

<2012年7月2日 環境省「広域処理に関するお問い合わせ窓口」(TEL 03-6741-4535)との電話内容>

▼環:広域処理に関するお問い合わせ窓口の○○○です。

▽私:京都市に住んでいる者ですが、6月29日に出された、環境大臣から各都道府県知事宛の通知「災害廃棄物の広域処理の調整状況について」のことで質問があります。

この文書に「最優先で広域処理の実現を図る自治体」という言葉が出てきますが、これに京都府・京都市は含まれるのですか?

▼環:しばらくお待ちください。(数分後)お待たせしました。京都府・京都市は受入検討となっています。受け入れる災害廃棄物の量など具体的なことはまだ決まっていない段階です。

▽私:京都府・京都市は「最優先で広域処理の実現を図る自治体」に入っているのですか?

6月29日付け通知に、「最優先で広域処理の実現を図る自治体」のリストは載っていませんよね?

6月26日付けの環境省「広域処理に関する地方自治体の状況」の最終ページには、「最優先で広域処理の実現を図る自治体」のリストが載っていて、ここには京都府(京都市等)が登場するんですが、6月29日付け通知の方にはそうしたリストがついていないんです。

6月29日付け通知に登場する「最優先で広域処理の実現を図る自治体」とは、6月26日付け文書の最終ページのリストに載っている自治体を指すのですか?

それとも6月29日付け通知では、6月26日付け文書は反故になっている=京都府・京都市は当面の広域処理調整対象から外れているのですか?

▼環:しばらくお待ちください。(数分後)お待たせしました。京都府・京都市は、「大阪湾広域臨海環境整備センターを活用することを検討している自治体」となっています。

▽私:それでは、6月26日付け文書は生きていて、同文書のとおり、京都府・京都市は「大阪湾広域臨海環境整備センターを活用することを検討している自治体」として宮城県分の受け入れを今後も調整していくということなんですね?

▼環:はい。

▽私:6月29日付け通知では、岩手県の災害廃棄物処理に目処が立ったことを強調されていますよね。

▼環:岩手県の可燃物、木くずについてですね。

▽私:例えば、6月26日付け文書の最終ページの「最優先で広域処理の実現を図る自治体」には、岩手県分の受け入れ地として「神奈川県(3政令市)」とあります。でも、6月29日付け通知には、神奈川県は登場していません。それでも、依然として、神奈川県は岩手県分の受け入れ候補なんですか?

▼環:そうです。神奈川県等も含め、岩手県分の可燃物、木くずについて処理の目処が立ったということです。


▽私:では、宮城県分については、京都府・京都市も含めているわけですね。

▼環:はい。

▽私:意見をお伝えいただきたいのですが、6月29日の文書は大変わかりづらいです。この文書に「最優先で広域処理の実現を図る自治体」のリストをつけるべきです。6月29日の文書に京都府・京都市が登場しないので、「もう京都府・京都市への受け入れ要請は終わった」と思ってしまう人もいます。修正するように伝えてください。

▼環:はい、確かにわかりにくいですね。ご意見をお伝えします。

▽私:○○○さんの部局、課はどちらになりますか?

▼環:私は「広域処理に関するお問い合わせ窓口」でして、委託先の者です。

▽私:そうですか、わかりました。

▼環:またご不明の点がございましたら、お問い合わせください。

以上

2012年6月30日土曜日

6/30毎日「震災がれき『受け入れは困難』大阪湾フェニックスが見解」

http://mainichi.jp/area/news/20120630ddn002040033000c.html

東日本大震災:震災がれき「受け入れは困難」 大阪湾フェニックスが見解
毎日新聞 2012年06月30日 大阪朝刊

 関西広域連合による東日本大震災の災害廃棄物(がれき)受け入れを巡り、焼却灰の埋め立て処分場「大阪湾フェニックス」を運営する大阪湾広域臨海環境整備センターの定例理事会が29日、開かれ、センターの事務局は「施設面や法的な課題が多く、受け入れは困難」との見解を示した。最終処分の中核施設となるはずだったフェニックスでの処理見通しが立たなくなり、関西圏でのがれき受け入れに影響が出そうだ。

 フェニックスは、近畿の6府県と168市町村が出資するセンターが運営。兵庫県尼崎▽大阪府泉大津▽神戸▽大阪−−の各市沖に処分場がある。市町村が焼却処分したがれきの焼却灰を受け入れるよう、広域連合が要請していた。

 この日の理事会で事務局は、地元自治体との調整など法的手続きが必要(尼崎、泉大津)▽陸域部の地盤沈下が激しく、将来的に水と接触する可能性がある(神戸)▽処分場の大部分が水域で、水と接触させずに埋め立てるのは困難(大阪)−−と報告した。【熊谷豪】

2012年6月25日月曜日

7/11(水)講演会「がれき広域処理の法的問題」

MLから転載します。

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山本節子さん京都講演会

がれき広域処理の法的問題

”政府がすすめる「がれき広域処理」、実は法律違反!?”

京都市は、震災がれきの受け入れを積極的にすすめる姿勢です。
宇治市・城陽市でも市議会で受け入れ可決の見通しです。

6月8日に開催した山本節子さん京都講演会で、
がれき広域処理の法的な矛盾点が次々と指摘され、参加者から
「目からウロコが落ちた!」
「もっとたくさんの人に聞いてもらいたい」
との声が続出。好評にお答えし、緊急開催を決定しました。

今までに多数の処分場建設計画をストップさせ、
今年1月には環境省に”がれき広域処理に法的根拠がない”
と認めさせた山本さん。必見・必聴の講演会です!!

◆日時:2012年7月11日(水)18:30~20:30(開場18:00)

◆場所:京都市東山いきいき市民活動センター 2階 集会室
https://genki365.net/gnkk14/pub/content_image.php?fname=8720_3_1.jpg
(京阪「三条」、地下鉄東西線「京阪三条」「東山」から徒歩5分)

◆講師:山本節子氏(調査報道ジャーナリスト)

立命館大学文学部英米文学科卒、神奈川県在住。住民運動を
ベースに環境汚染、焼却炉・処分場問題、人権問題など
さまざまな行政問題に取り組んでいる。
代表作は「ごみ処理広域化計画」「ごみを燃やす社会」
「ラブキャナル 産廃処分場跡地に住んで(訳書)」など。
福島第一原発事故をきっかけに6年近く滞在した中国から帰国。
2012年1月環境省にがれき広域処理に法的根拠がないことを
認めさせた。

◆資料代:500円

◆託児あり(3才以上未就学児まで/要予約/0~2才、
小学生以上のお子様は会場へお入りください)

◆懇親会あり(講演会終了後に、会場近くで講師を囲み懇親会を
行います(実費負担)。申込時に出欠をお聞かせください)

◆申込方法
前日までに、氏名・電話・メールアドレス・懇親会出欠を、
メールでご連絡ください。
託児を希望される方は、お子様の人数と年齢もお知らせください。

◆主催・申し込み先:
子どもと未来を守る会・京都
Eメール:childkyoto(あっと)gmail.com
※(あっと)を@に変えてください。

◆後援:
NPO法人市民環境研究所
京丹波町の環境と子どもの未来を考える会

◆チラシ:こちらからダウンロードください。

◆ツイッター拡散文:
【拡散!】7/11(水)18:30~山本節子さん京都講演会「がれき広域処理の法的問題」東山いきいき市民活動センターにて。6/8に開催した京都講演会が大好評&アンコール多数のため再演決定!矛盾の核心を突く必見・必聴のお話です!http://bit.ly/L8UEK0

2012年6月10日日曜日

ストップ再稼働&がれき広域処理 エブリディ・ピースフルデモ

MLより転送します。



大飯原発再稼動にがれき広域処理、市民の声を無視してすすめられていく政治に、もう黙ってはいられません。

毎日京都市役所前で、私たちの思いを伝えます。

平和的にPRします。お子さん連れ大歓迎です。

参加者大募集中!短時間でもOK!拡散お願いします☆

●日時:6月6日(水)~7月4日(水)平日のみ14時半~16時
※土日は行いません・荒天により中止の日もありますが、できる限り傘さして、頑張りませんか?

●場所:河原町御池交差点

●内容:横断幕でPR、ちらし配り、署名活動、マイクPR

●お願い:
・放射能から子どもを守るためのメッセージを、平和的にPRしましょう。ママ以外も大歓迎です☆

・明るい色の服装でPRを&仮装・ゆかた姿も大歓迎♪

・ちらしは、配られた人が負担を感じないように、種類・枚数を限定したいと思いますので、ご理解ください。(*ご用意してます。)

・好天の日は暑いです。飲み物・日よけなどご持参ください。

●主催:ママたちのピースフルデモ実行委員会 (特定の政党・宗教によりません)

<ツイッター用拡散文>
【再稼動・がれき・京都】京都市役所前で「エブリディ・ピースフルデモ」実施中!7/4(水)まで平日のみ14時半~16時、横断幕PR・ちらし配りなど。短時間でもOKなのでぜひご参加を~!(特定の政党・宗教によりません)http://bit.ly/OWcUZj

レポートはこちら

2012年5月22日火曜日

5/29(火)京都市第1回専門家委員会(傍聴を!)

以下、MLより転送します。

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2012年5月29日(火)19時から、キャンパスプラザ京都にて、「京都市災害廃棄物広域処理に係る専門家委員会」が開催されます。

※市施設整備課によると、警察から警備強化を指導されているそうです(北九州市の影響でしょうか)。

数百名の傍聴者で、会場を埋め尽くしましょう!

インターネット中継もあるそうですが、可能な限り現地へ行き、「市民が見ていること」を京都市と委員の皆さんに知ってもらいましょう!

<京都市災害廃棄物広域処理に係る専門家委員会>

○日時:2012年5月29日(火)19時から

○場所:キャンパスプラザ京都(京都駅前ビックカメラ北側)
http://www.consortium.or.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=585&frmCd=14-3-0-0-0

○傍聴について
別室でモニター傍聴。6時30分から4階で受付(定員170人)。インターネット中継あり。

○出席委員:
・浅利美鈴(京都大学環境科学センター助教)
・遠藤啓吾(京都医療科学大学学長)
・武田信生(京都大学名誉教授)
・春山洋一(京都府立大学教授)
・福谷哲(京都大学原子炉実験所准教授)
・松本智裕(京都大学放射線生物研究センター長)

○議題:本委員会の進め方、
災害廃棄物の受入れの考え方について、その他

<京都市広報発表>
http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000121742.html

*  *  *  *  *

この専門家委員会の問題点は、

★初回からモニター傍聴であること

★委員選定プロセスが情報公開されていないこと

です。がれき受け入れ反対意見とともに、京都市に理由を問いましょう。

京都市環境政策局施設整備課 TEL 075-212-8500

<注意点>
・5月中旬、施設整備課に行った人(複数)によると「全然電話鳴ってなかったよー」とのこと。一人でも多くの方が電話を!

・業務を妨げることは本意ではないので、まず「がれき焼却に反対です」と意見を表明した後、質問は簡潔・冷静に述べましょう(意見数はカウントされます)。

2012年4月12日木曜日

【4/12産経】がれき安全性問う質問状、京都市に 市民団体が提出

http://sankei.jp.msn.com/region/news/120412/kyt12041202080003-n1.htm


がれき安全性問う質問状、京都市に 市民団体が提出
2012.4.12 02:08

東日本大震災で発生した震災がれきの受け入れをめぐり、市民団体の「放射能防御プロジェクト」と「子どもと未来を守る会・京都」は11日、がれきの安全性などを問う14項目の質問状を京都市に提出した。

質問状では、がれきの受け入れについて「放射性物質を拡散させ、健康障害や環境汚染を将来に引き起こすのでは」と懸念を記し、内部被曝(ひばく)の危険性も訴えている。同プロジェクトのメンバーで、1月に宮城県から避難してきた菊地敦子さん(44)は「必要な支援はがれき受け入れではなく、安全な食べ物を被災地に送ることだ」と訴えた。

市はがれきの受け入れ検討に向けた専門家委員会を今月内にも立ち上げる方針。質問状について「精査して今月中に回答したい」としている。

【4/11MBS】VOICE「特命調査班~マル調~」でガレキ特集

MBS毎日放送「VOICE」に、ガレキ問題について意見を送りましょう!
(メール voice@mbs.jp FAX 06-6359-3622)

4/11夕方の毎日放送(TBS系)の「VOICE」では、ニュース枠で公開質問状提出が報じられた他に、特集枠でガレキ問題が扱われていました。

「特命調査班~マル調~」というコーナーです。

小出裕章京都大学助教の「放射線に被曝をするということは、どんなに微量でも危険。99.9%取れたとしても0.1%は出てしまうので必ず危険はある。放射能に関しては安全という言葉をもともと使ってはいけない。安全性を確認するとか皆さん言うけれど、そんなことはできない。どんなに低いレベルでも危険はあると覚悟しないといけない」というコメントが紹介されました。

そして、東京の焼却施設の職員の方が「バグフィルターでセシウムが取れる」と言った映像の後に、大阪のバグフィルターの製造メーカーの方が「バグフィルターでは取れません」とはっきり回答していました。

今後も、毎日放送「特命調査班~マル調~」でガレキ問題の取材を続けるとのことで、皆さんの意見を募集していました。ぜひ意見を送りましょう!

MBS毎日放送「VOICE」
メール voice@mbs.jp
FAX 06-6359-3622

京都駅で細野大臣を追い返したあの日から、少しずつだけど、世論が変わってきている気がします。

広域処理計画、おかしすぎるよ。絶対止めよう。

「放射性物質は燃やさないで!拡散しないで!」
「まずは東北関東の焼却炉に有害物質対策を!」
「限りある復興財源を被災地に直接落としてください!」

2012年4月11日水曜日

【4/11MBS】京都の市民グループ がれき受け入れ反対 市に申し入れ

http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120411174500557669.shtml

京都の市民グループ がれき受け入れ反対 市に申し入れ

東北の被災地のがれき受け入れについてです。

放射能汚染の拡散を心配する京都の市民グループが、市に受け入れ反対を申し入れました。

この市民グループは、被災地のがれきを受け入れることにより放射能汚染が広がると主張していて、メンバーには宮城県から自主避難している母親も含まれています。

「避難したから自分だけが大丈夫というわけではなく、被災地の思いを伝えることも私の役目と思っている」(申し入れした人・自主避難者)

京都市議会は、被災地からのがれき受け入れを前向きに検討するよう市に求める決議を行っていて、市も市内の焼却施設で安全性を確認するなど試験焼却を検討しています。

市民グループは広域処理への疑問や、京都のように放射能汚染されていない地域を被災地の子どものためにも守らなければいけないと訴えました。

「(放射能)汚染されていない地域を汚してしまうことを阻止する。(被災地に)安全な食料を届けるのが本当の支援だと思う」(申し入れした人・自主避難者)

一方、京都大学の研究グループは、震災で大量に発生したビルや橋脚などのコンクリートがれきを再利用して、放射能に汚染された土砂などを貯蔵するための容器を作ることに成功しました。

この技術によって、現地でがれきを再利用できれば広域処理の問題解決にもつながる可能性があると考えていて、研究グループでは実用に向けて急ぎたいと話しています。
(2012/04/11 19:03)

【4/11NHK】「がれき受け入れ」で質問状

http://www3.nhk.or.jp/kyoto/lnews/2014334692.html

「がれき受け入れ」で質問状

東日本大震災で出たがれきの処理をめぐって、受け入れに反対する市民らのグループが、11日、京都市に対し質問状を提出しました。被災地のがれきの処理をめぐって京都市は「安全性が確認できれば受け入れる」とする考えを示しています。

11日、京都市中京区にある市の担当の部の部屋に、京都市民や、被災地から市内に自主避難している人などおよそ10人が集まり、質問状を提出しました。

質問状では、がれきの運搬や分別などの際に放射性物質が漏れれば、内部被ばくの危険性があるのではないかや、放射能汚染の危険だけでなく、がれきに含まれると考えられるアスベストやヒ素などの危険はないかなど14の項目について市の見解をただしています。

質問状を提出した、宮城県名取市から京都市内に避難している女性は「放射能への不安から避難してきたのに、がれきの焼却で再び放射能におびえるようなことになってほしくない。子どもたちのためにも危険性を広げない判断をしてほしい」と話しています。

京都市施設整備課の渡邉晋一郎課長は「がれきの受け入れに関しては専門家と検証した上で、対応していきたい」と話していました。京都市は質問状について、4月中には回答したいとしています。

2012年04月11日 16時23分

2012年4月10日火曜日

【4/10産経】がれき受け入れ反対市民と山田知事が個別面談 京都

http://sankei.jp.msn.com/region/news/120410/kyt12041002030004-n1.htm

がれき受け入れ反対市民と山田知事が個別面談 京都
2012.4.10 02:02

東日本大震災で発生したがれきの受け入れをめぐる問題で、山田啓二知事は9日、受け入れに反対する市民一人と府庁で個別に面談した。

府庁を訪れたのは、細野豪志環境相や山田知事が参加して先月31日にJR京都駅前で開かれた街頭イベントに来ていた京都市伏見区の飲食店勤務、福島匠さん(33)。その場で山田知事に「一対一で対話をしたい」と申し入れていた。

面談は非公開。福島さんによると、予定されているがれき試験焼却の一般公開や放射線物質を自ら測定することを要請。山田知事は「今後考えていきたい」と確約を避けたという。

面談後、福島さんは「きちんと検査結果などを情報公開してほしい」と話した。

2012年4月9日月曜日

【4/9NHK】がれき受け入れで府に質問書

http://www3.nhk.or.jp/kyoto/lnews/2014334692.html

がれき受け入れで府に質問書

東日本大震災で出たがれきの受け入れをめぐって、住民らのグループが、9日、京都府庁で京都府の山田知事と面談し質問状を提出しました。

被災地のがれきの処理をめぐっては京都府内で受け入れの検討を進める市や町が出ていて、山田知事も受け入れに前向きな姿勢を示しています。

これについて、9日午後、京都府庁に府内に住む住民らおよそ10人が集まり、代表者が山田知事と面談の上、質問状を手渡しました。質問状では、環境省や関西広域連合が策定したがれきの受け入れの基準は、食べ物などからの内部被ばくを考慮していないとして、基準の策定を求めるとともに知事としての見解などを求めています。今回の面談は、3月に山田知事と細野環境大臣が京都市内でがれきの受け入れへの理解を求めるチラシを配布しようとしたところ住民の抗議で中止になったため、住民側から改めて話し合いの場を求め、実現したものです。

知事と面談した京都市に住む福島匠さん(33)は「知事も国や自治体の間で中立的な立場で考えていると感じた。今後、試験焼却などの際は府民へ公開した形で行って欲しい」と話しています。

04月09日 18時27分

2012年4月7日土曜日

【4/9(月)まで】次は警戒区域内のガレキを広域処理?パブコメ送ろう!

環境省は法律を変え、警戒区域等のごみを産廃事業者が処理できるようにしようとしています。これについて国民意見(パブリックコメント)を募集しています(4/9(月)まで)。

http://www.env.go.jp/press_r/15080.html

産廃は今までにも広域処理されていました(関東の産廃が九州や東北で埋め立てされるなど)。今まで国が管理することになっていた警戒区域等のがれきが産廃処理ルートに乗ってしまうと、私たちの知らない間に全国各地の処分場に拡散され、埋められてしまいます。

このパブコメ募集は4/3(火)に発表され4/9(月)が〆切。国民の意見を聞かずにコッソリ決めようとしているんです!簡単でいい、一言でいい、メールかFAXで意見を寄せましょう!

<パブコメの送り方>

メール宛先:houshasen-tokusohou2@env.go.jp

FAX宛先:03-3581-3505

件名:放射性物質汚染対処特措法施行規則改正案に対する意見

本文:
○名前(企業・団体の場合は企業・団体名、部署名、担当者名)
○住所
○電話番号かメールアドレス
○意見(意見ごとに必ず下記事項を記載)
・意見の該当箇所(ページ・行番号等)
・意見の要約(意見は簡潔に記載)
・意見及び理由(意見の根拠となる出典等があれば添付又は併記)

〆切:4/9(月)必着

★私は以下のように送りました★
------------------------------------------------------------
・意見の該当箇所:添付資料「放射性物質汚染対処特措法施行規則改正案について」の2.改正の内容の本文1~3行目

・意見の要約:本改正案に反対します。

・意見及び理由:警戒区域・計画的避難区域内のごみは、高濃度の放射性物質に汚染されているおそれがあるので、政府が集中的に管理してください。広域処理しないでください。
------------------------------------------------------------

全く同じ文章だと「同様意見○件」でスルーされるそうです。簡単でいい、ご自分の子どもへの思い、自然への思い、一言でいいから入れて、ご自分の意見として送ってくださいね。

★メールを持っていない方へ★
こちらを印刷して配ってください→パブコメちらし

★参考資料はこちら★
http://togetter.com/li/284529