災害ごみの処分、震災前の国基準守れ 京都市に署名
(2011年06月28日 22時20分 京都新聞)
京都市内の保護者でつくる「放射能から子どもを守る京都ママ・パパの会」は28日、市が受け入れの意向を示している東日本大震災の災害ごみについて、震災前の国基準である「年間線量10マイクロシーベルト」以上のごみを処分しないよう求める3170筆の署名を市に提出した。
署名を手渡した主婦の岩佐明子さん(40)は「焼却炉周辺の住民は不安で、受け入れに住民合意をとってほしい」と要望した。
市は年間5万トンの受け入れ方針を決めている。国は原子力発電所から出るごみを一般処分できる基準として「10マイクロシーベルト」と定めているが、がれきなどの処分基準はなく、環境省が検討している。