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京都市は2011年5月に「震災がれき受け入れ可能」と国に回答しました。市民の意見により2011年10月に受け入れ意思を撤回したにもかかわらず、2012年3月頃政府・産業界・マスコミ一体となった広域処理推進キャンペーンにより、2012年4月に「試験焼却後受け入れ可能性あり」と再表明しました。

2012年5月29日に行われた「第1回京都市災害廃棄物広域処理に係る専門家委員会」は200名の傍聴者で会場は満席。市民の高い注目を集めるなか、環境省側が2012年7月に要請を取り下げました。

行政は「処理計画の目処が立った」という理由で、京都市での震災がれき受け入れを見送りましたが、がれき焼却に伴う健康被害リスクについては認めていません。放射性物質等の健康影響の過小評価は、食の安全や防災等の政策にも反映することです。今後も行政を注視し、申し入れを継続する必要があると考えます。


2012年4月12日木曜日

【4/12産経】がれき安全性問う質問状、京都市に 市民団体が提出

http://sankei.jp.msn.com/region/news/120412/kyt12041202080003-n1.htm


がれき安全性問う質問状、京都市に 市民団体が提出
2012.4.12 02:08

東日本大震災で発生した震災がれきの受け入れをめぐり、市民団体の「放射能防御プロジェクト」と「子どもと未来を守る会・京都」は11日、がれきの安全性などを問う14項目の質問状を京都市に提出した。

質問状では、がれきの受け入れについて「放射性物質を拡散させ、健康障害や環境汚染を将来に引き起こすのでは」と懸念を記し、内部被曝(ひばく)の危険性も訴えている。同プロジェクトのメンバーで、1月に宮城県から避難してきた菊地敦子さん(44)は「必要な支援はがれき受け入れではなく、安全な食べ物を被災地に送ることだ」と訴えた。

市はがれきの受け入れ検討に向けた専門家委員会を今月内にも立ち上げる方針。質問状について「精査して今月中に回答したい」としている。