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京都市は2011年5月に「震災がれき受け入れ可能」と国に回答しました。市民の意見により2011年10月に受け入れ意思を撤回したにもかかわらず、2012年3月頃政府・産業界・マスコミ一体となった広域処理推進キャンペーンにより、2012年4月に「試験焼却後受け入れ可能性あり」と再表明しました。

2012年5月29日に行われた「第1回京都市災害廃棄物広域処理に係る専門家委員会」は200名の傍聴者で会場は満席。市民の高い注目を集めるなか、環境省側が2012年7月に要請を取り下げました。

行政は「処理計画の目処が立った」という理由で、京都市での震災がれき受け入れを見送りましたが、がれき焼却に伴う健康被害リスクについては認めていません。放射性物質等の健康影響の過小評価は、食の安全や防災等の政策にも反映することです。今後も行政を注視し、申し入れを継続する必要があると考えます。


2011年10月22日土曜日

【10/22京都新聞】震災ごみ受け入れ 京都市「検討せず」




震災ごみ受け入れ 京都市『検討せず』安全基準なく
(2011年10月22日 京都新聞 朝刊23面)

東日本大震災で発生した災害ごみの受け入れについて環境省が行った全国自治体調査で、京都市は21日「ごみの運搬時や作業員の安全基準が具体的に示されておらず(受け入れを)検討していない」と回答した。

市環境政策局は「被災地の復興支援も必要だが、市民の安全確保にも努めなければならない。国がより具体的な安全基準を示すまで、詳細な検討には入れない」としている。(高橋道長)